ゲノム編集ってなによ、大丈夫なの?

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有機農業の学校に通っているところで、「ごちそう祭り」がありました。有機農業でできた野菜などを売ったり、食べたりするイベントです。地域局の前でテントを張って野菜を売っている店があり、ワークショップの店があり、食事の用意もされています。人々も集まってきました。昼頃は雨が降るという予報だったのでちょっと心配しましたが、大丈夫、天気は良さそうです。まず期待している「ごちそう定食」の食券を買いました。次に期待していた講演を聞きます。今よく聞く「ゲノム編集」ってなんでしょう?それを解説してくださるのです。そしてそれって安心できる食品なんでしょうか。その疑問に答えてくださるようなので、ぜひ聞きたいと思いました。
IMG_20190929_194311.jpg 遺伝子組み換え食品ってもう聞きなれてしまった言葉になりましたが、食べたくない食品だなっていうだけのぼんやりした印象でした。遺伝子を組み替えているなんて目に見えないところを触っていって、さてどんな食品になるのか心配でした。説明を聞いているといろんなことがわかってきました。
 まず、遺伝子組み換えっていうのはおかしい言い方なんです。遺伝子はみんなオスとメスの遺伝子が組み換えられて子孫ができていくんですって、だからいまアメリカを中心に行われているいわゆる遺伝子組み換えはといわれている遺伝子を触って新しい種類の遺伝子を作っているのは、本来の遺伝子組み換えではなくて、正しくは「遺伝子注入食品」もしくは「遺伝子操作食品」と表現すべきものだそうです。本来の遺伝子に土壌微生物の遺伝子を組み入れて、「除草剤に強いトウモロコシ」を作ったり、「葉をかじった虫が死んでしまうような葉のジャガイモ」を作ったりするのだそうです。そうすると除草剤をいっぱい振りかけた元気なトウモロコシができ、毒の葉から作られた大きなジャガイモができたりして、それを作っている農家が儲かるようになっているのだそうです。これらはいま日本にはほとんど入ってきていません。しかし加工されてはいってきているものは誰にも気づかれずに食卓に上り、いろんな人が食べています。その結果どうなるかは、今は想像するだけです。
 それと違って、ゲノム編集というのは、遺伝子のなかの一部をカットしてしまうということです。切られたら遺伝子は自ら修復して新しい遺伝子の並びになって再生します。そしてその切り取られた遺伝子の性質だけが抜け落ちた普通の野菜ができるのだそうです。見た目にもわかりません。検査してもわかりません。そしてそうしたことさえ表示されないので全く誰もわからないうちにもともとあった性質の一部が抜けた野菜ができ、流通するのだそうです。人間が遺伝子を切って突然変異をどんどん作っていくということです。人間にとって便利な生物を作っていくということです。まるで物つくりですね。
 今までは交配という形で新しい品種が作られてきました。それは遺伝子に触るのではなく両親の遺伝子を組み替えることにおいて生まれる性質を生かしていくというやりがただったのですが、今は遺伝子工学が中心になり、遺伝子を触ることによって新しい品種を作ろうとしているということです。そしてそれの安全性や影響はまだ未知数のものが多く今まで安全に食べられていた食品にとって代わってしまってから負の食品になってしまうということもありうることなのです。
 いろんなことを教えてもらって、わかってうれしいという気持ちよりも未来を憂う気持ちの方が先に立ちました。
 何よりも命のもとのもとである遺伝子にどんな影響があり、一部をカットすると全体にどんな変化が起きるのかということがまだわからないような科学の研究段階で10月1日よりゲノム編集の申請ができるようになるそうです。そしてそんなのは嫌だという人に拒否することのできる表示がないので、誰もがみんな拒否できないまま便利さや作られた美味しさの方に流れていくような気がして10年後20年後が不安なのです。
 私は家庭菜園で今の安全な食品、(安全を受け継いできた食品)を守っていきたいですが、すべての食品の安全性を見極めることはできません。せめて表示の義務付けだけでもしてほしかったなあと思うことしきりです。

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