田や畑は耕し続けた芸術品


土手下畑の芋掘りをしながら、思いました。
田んぼや畑が作物が育つように石や砂利のない鍬で耕せるやわらかい土になっているのは、ここを作ってきた人たちがずっと世話をして野菜を作り、出てきた石を取り除き、土に栄養を入れ、性悪な根を取り除いていったおかげなのだと。もしその続いてきた耕作が途切れてしまったら、すぐに荒れ地になってしまい、一面ススキが原になってしまうことまちがいなしだと。この目ではっきりわかりました。
 今の土手下畑は、隅々まで野菜を作っていません。つまり野菜つくりを一部放棄していたり、植えてもあとの世話ができなかったりしています。一番家から離れたこの畑まで、春ばあちゃんの手がとても行き届かないのです。
だからこんなことになるのです。
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サツマイモに白羽の矢が刺さっているのです。そうですこれはススキより始末の悪い茅の根です。根がサツマイモの中に突き刺さっているのです。細い芋はこちらから刺さってあちらに抜けているのもありました。
だから掘った穴には深いところまで茅の根っこがいっぱい。引っ張っても途中で切れてしまいます。
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もちろん地上は茅の草がいっぱいです。
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これは畑の中です。でも、しっかりと耕したりこんな根を取らないと、どんどんはびこってしまうのです。地下で伸びていくのですから芽が出た時にはしっかりと根っこが張り巡らされているということです。
きれいに野菜が植えてある畑は、昔からずーーーーとこんな畑があったわけではなく、人々が毎日手入れをして草を取り石を取っていったからです。春ばあちゃんは、この畑はもう世話できないので果樹園にしてある程度手を省けるようにしようと思ってます。
 畑を囲っている電気柵の外では、イノシシちゃんがせっせ、せっせと耕して石を出しています。ミミズを食べるんですって。
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こうしてイノシシが耕していくうちにこの堤防も崩れてしまうでしょう。やがて人の手で工事をして直さなければならないのです。
 田畑を作るということは、たえまない努力と粘りのある根性がなければできないことです。1年2年と放置しておくとすぐ原野になってしまいます。こうして畑があるのは我が家の誰かが耕し続けていたからです。わがご先祖様に感謝します。でもそれを維持するのは私たち、それは大変な汗と時間とお金が必要になっています。いつまで維持できるか、心配です。春ばあちゃんも年を食ってますから。

今日収穫したサツマイモ「ベニアズマ」
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 かわいいヤーコンの花
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この記事へのコメント

えにょば
2015年10月30日 08:02
はじめまして
えにょばと申します。
同感です。
実家の家田畑山いろんな組合の権利を相続し、手入れに追われる日々です。
しかし、その中で、恵みと気付きが有り仏さんに感謝です。毎朝炊き立てのご飯をお供えしていた意味がやっとこの頃解ってきました。
春ばあ
2015年10月30日 23:37
えにょばさん、こんばんは。こめんとありがとうございます。
ローマは一日にして成らず、ですが、田畑も1年にしてならずですね。農村風景はいいなあなんて言ってますが、みんな先祖代々が働き続け受け継がれ守り継がれ耕し続けてきたから、人間にとってきれいな景色ができていったのですね。でも、崩れるのは早いですよ。うちの畑のように荒れたらどえらい目にあいますよ。ご実家の田畑しっかり守っていってくださいね。恵みをいただきながら。春ばあちゃんも元気なうちは守りますよ。